実が落ちる前に

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冬場の一酸化炭素中毒に注意!密閉空間では命の危険も

冬に多い事故が暖房器具や自動車の排ガスによる一酸化炭素中毒です。一酸化炭素中毒は、初期症状では風邪の症状と似ているためそれと気付きにくく、気付いたときにはもう動けない状態になっていたということが多いため、死亡事故になりやすいです。今回は一酸化炭素の特徴や事故の危険性について調べます。

 

一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合する。酸素よりもヘモグロビンとの親和性が高い(酸素の200倍)ため、空気中の一酸化炭素濃度が高くなると、ヘモグロビンは酸素と結合できなくなる。体は酸欠状態になり、やがて窒息死する。

 

空気中の一酸化炭素濃度と中毒症状

0.02%:2~3時間で軽い頭痛、めまい、風邪に似た症状

0.16%:頭痛、めまい、吐き気、2時間で死亡

0.32%:30分で死亡

064%:15~30分で死亡

1.28%:1~3分で死亡

 

即死は高濃度を一気に吸引した場合のみで、通常は頭痛から始まり徐々に意識が遠のいていく。

 

一酸化炭素の特徴は、

・透明無色

・空気と同じくらいの重さ、やや軽い

・水にとけにくい

・不完全燃焼で発生する(酸素が少ない環境で燃やす)

・COはエネルギー状態が安定しないため、よく燃える(2CO+O₂→2CO₂)

・燃焼時の炎は青白い

空気よりと同じか軽いということは、換気扇を回せばCO濃度は下がるのかな。

 

一酸化炭素中毒による国内の死亡者数は毎年2000人前後。この数字には練炭などによる自殺も含まれる。2003年には約4400人まで増加、自殺増が原因?

不完全燃焼による一散か炭素中毒を起こしやすいのは練炭だ。練炭は木炭に比べて酸素が不足する状態でも長時間安定して燃焼を続ける。密閉された室内で練炭を燃やしたとき1時間でCO濃度は0.08%まで上昇した。

現在は都市ガスによる一酸化炭素中毒は起こらない。

車の排ガスによる一酸化炭素中毒も起こりにくい。排ガスによる一酸化炭素中毒では、雪による立往生で、マフラーが雪で塞がり車内に排ガスが充満、一酸化炭素中毒になるという事故が多い。

 

どの程度の練炭で死亡事故の危険があるのか。

2010年5月に起きた千葉県のアパートで起きた女性2人の練炭自殺では、目張りした浴室の浴槽のふたの上に4個の練炭(七輪)。

乗用車では2個の練炭を燃やしたとき30分~1時間で死亡。

 

密閉度が高い空間の方が一酸化炭素中毒による死亡事故は起きやすい。戸建てよりもマンションやアパートの方が危険かも。アパートの、窓のない狭い浴室なら、短時間で致死濃度に達しそうだ。酸素の供給量が少ないほど不完全燃焼が起きやすいというのも、目張りした狭い浴室で事故が起きる原因かもしれない。

一酸化炭素の濃度が低いうちは中毒症状は徐々に進む。一酸化炭素が発生していることを自覚している状況では、睡眠薬やアルコールなどの影響がなければ、死亡事故にはつながりにくい。

 

ということで、浴室でビール片手に練炭でさんまを焼いてはいけないという話でした。練炭は屋外の安全な場所で使うこと。テントの中で使うのも危険です。また、練炭はホームセンターやスーパーでは売っていないことが多いので、購入したいときには通販やアウトドアのお店に行くとよいです。