実が落ちる前に

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硫化水素事故の危険性、トイレ用洗剤は浴室に持ち込むべからず(゚д゚)!

硫化水素(H₂S、水素と硫黄の化合物)の特徴は、

・腐った卵のにおい、いわゆる硫黄の臭い、高濃度になると嗅覚が麻痺して感じなくなる

・無色

・可燃性、硫化水素が充満した空間で煙草をつけると爆発

・水に溶けやすい

・空気よりも若干重い

・強い毒性を持ち、高濃度の硫化水素ガスを吸引すると窒息死(即死)

 

高濃度の硫化水素ガスを吸い込むと、肺の酸素の圧力が下がり呼吸中枢が麻痺、呼吸ができなくなる。1000ppm以上で即死(ノックダウン→呼吸停止・死亡)。

硫化水素を吸い込むと、粘膜や肺・気道に激痛。死ぬまでの時間は短いけれど、楽な死に方ではないらしい。

 

硫化水素による死亡事故は、硫黄泉の温泉浴場(火山近くの温泉、乳白色の温泉)で発生するほか、自宅でも多い。

硫化水素による死亡事故・自殺

・2016年4月豊島区南大塚マンションの浴室から硫化水素発生、女性死亡。

・2008年4月枚方市の民家の目張りした風呂場で若い女性が硫化水素自殺。発見者の母親重体。

・2008年5月高松市のマンションのトイレで男性が硫化水素自殺未遂。トイレには内側から目張り、玄関に「硫化水素発生中」の貼り紙。

・2016年3月川崎市の集合住宅の浴室で女性が硫化水素自殺。脱衣所で父親死亡。

・2015年12月、妻が入浴中の夫を硫化水素自殺に見せかけて殺害未遂。浴室隣の脱衣所にトイレ用洗剤と入浴剤を入れたバケツを置いた。夫は全治20日間の硫化水素中毒。

硫化水素による死亡事故や自殺では、発見者や周囲の人を巻き添えにすることが多い。民家で硫化水素事故が起きたときには、近隣住人は避難の必要あり。目張りしても、漏れた硫化水素で家族が巻き添えになってしまうくらい、硫化水素は毒性が強い。

 

硫化鉄と塩酸による硫化水素発生の化学反応式は、

 ・FeS+2HCl→FeCl₂+H₂S↑

 

2008年頃、トイレ用洗剤と某入浴剤を混ぜ合わせると硫化水素が発生することが報じられ、硫化水素による自殺者が増加した。現在、この入浴剤は販売されていない。硫化水素の作り方は「傷害を誘因する有害情報」に指定されている。なので、作り方を詳しく説明することはできません。

 

家庭内の事故で多いのは硫黄入りの入浴剤や湯の花、硫黄入りの農薬と酸性洗剤(サンポール、強力トイレマジックリン)による硫化水素発生。密閉された浴室では、数分(5分程度)で浴室内の硫化水素ガスの濃度が高くなる。

 

トイレの洗剤は、浴室には持ち込まない方がよいですね。特に、「○○の湯」という入浴剤や、温泉旅行のお土産の入浴剤や湯の花を使っているときには危険です。

ちなみに、サンポールなどの酸性洗剤と塩素系漂白剤(ハイター、カビキラーなど)を混ぜ合わせるのも危険です。