実が落ちる前に

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保険金が支払われない!?故意に死なせると?保険金殺人とは??

生命保険では、被保険者が死亡しても死亡保険金受取人が保険金を受け取れないケースがある。たとえば、戦乱で被保険者が死亡したとか、契約日から2年以内に被保険者が自殺した、とか。あとは……被保険者が殺されちゃった、とか。その逆、とか。

 

被保険者が死亡しても死亡保険金受取人が保険金を受け取れないケースは、

①被保険者が死刑で死亡

②被保険が保険契約者や死亡保険金受取人に故意に死亡させられた

②のケースでは、たとえば受取人が複数人いて、殺人事件に関与していない受取人がいる場合、その受取人は保険金を受け取ることができる。

たとえば、兄弟が受取人になっていて、兄が保険金殺人を犯した場合、弟が事件に関与していなければ弟には保険金は支払われる。このときは、元々の取り分分が支払われる。兄弟で半々という契約なら、弟に支払われるのは50%。

 

保険金受取人自身が殺さなくても、教唆でも保険金は支払われない。保険金殺人を計画するとき、殺し屋を雇ったり恋人に「お金が手に入ったら結婚してあげるから」といって殺人を依頼してもだめということ。

 

もし、保険金殺人で保険金を受け取った場合、

・刑法上の詐欺罪の公訴時効は7年(詐欺罪の法定刑は懲役10年以下)

民法上の不法行為による損害賠償請求権の消滅時効は、被害者が被害を知ったときから3年、もしくは不法行為(保険金支払い時)のときから20年

刑法上の時効は、犯行が全て終わった時点から始まるので、保険金殺人の場合は保険金を受け取った日から7年です。7年と1日目からは詐欺罪については時効が切れます(殺人罪の時効は残っています)。

 

ちなみに、保険金殺人(災害特約あり)のとき、偽装自殺や偽装病死(病気による突然死など)と偽装事故死では、保険金の金額が異なります。自殺は病死と同じ普通死亡にあたるので。偽装自殺は事故死に比べると受け取れる保険金が少ないし、契約期間によっては保険金をもらえないこともあるので、わりに合わないかなと思います。どうせやるなら、できるだけ多くのお金を受け取りたいでよね。

事故死に見せかけた方が多くの保険金を受け取ることができますが(自動車事故ならじ自動車保険も受け取ることができることもある)……事故死だと警察には調べられるし、保険会社にもあやしまれてしまいますよね。よほどうまくやらないと……ハイリスクハイリターンです。

 

保険金殺人や保険金詐欺のニュースは時々耳にしますが、うまくやるのは難しそうですね。一度は成功しても、人間は欲深いもの、味をしめて何回も同じ手口で犯行を重ねると、そのうち御用になりそうです。天網恢恢何とやらというやつです。