実が落ちる前に

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矢口敦子『赦し』、感想・ネタバレ、トリックメモあり

 少し前に読んだ小説ですが、作中にちょっと気になることがあったので、調べてみました。ということで、感想で作品の内容に触れているので、未読の方は見ないでください。

 あとこの小説は、『償い』の続編?シリーズ?っていうのかな、です。 


赦し (幻冬舎文庫)

十年前に逝った妻子への贖罪の想いを抱え、日高は日雇い労働者としてひっそり生きていた。しかし、元医師である彼は、気持ちとは裏腹に、老女の院内感染、母親による幼児虐待という、ふたつの「死」の疑惑を追うことになり、人生が動き始める——。ベストセラー『償い』の“ホームレス探偵”が、哀しき人々を取り巻く謎に迫る、感涙のミステリ。

 

感想

ちょっと事件が多すぎ、どれか一つでいいかな(´・ω・`)主人公も中途半端に関わるだけであまり役に立っていないし。

 

甥姪の方は、祖父が認知していたらもらえるんじゃないかなあ。今回の相続ではなくその前のときの相続で。認知していないか、でも(-_-)

 

息子は難しいかな。今は、DNA鑑定で親子を証明できたら、戸籍上は親子でなくても相続の権利があるのかな。これは今度、調べてみます。

 

院内感染のは、無理があるかなあって印象。何回もお見舞いに行ってチャンスを増やせばうまくいくかもしれないけど。

 

で、今日の本題。

文庫本の208ページに出てくる「遷延性窒息死」です。私、これを知らなかったので、「へえ、そんなことあるんだ」とびっくり(゚д゚)!これはメモしておかなきゃ( ..)φメモメモ。ついでにもう少し調べておこう、ということで今回、これを書いているわけです。

遷延性窒息死についてはお隣209ページで詳しく説明されています。抜粋すると、

遷延性窒息は亜急性窒息ともいう。窒息すると数分から十分程度で死亡するというのが普通一般のイメージだ。しかし、気道閉塞などが不完全だったり閉塞後短時間でその状態が喪失したりした場合、もしくは吸入酸素分圧が徐々に低下した場合などに、比較的長時間経ってから死亡することがある。肺胞の低換気から循環不全等を合併して死亡するとされている。

遷延性窒息は遅延窒息ともいう。要は、気道閉塞が不完全だったり短時間で解放されたとき、気道閉塞が解けても呼吸が元通りにできなくなり、肺で酸素を取り入れたり、必要な空気といらなくなった空気との交換ができなくなることがある。このとき、表向きは呼吸ができていても、徐々に酸素不足になるため、時間をかけて窒息に至るということです。

たとえば、首を吊った直後に発見されて首を吊った状態が解けたときや首を絞められたけど殺される前に逃れることができたとき、そのときは命を取りとめても数十分後や数時間後に窒息死することがある。これが遷延性窒息。

遷延性窒息では、気道閉塞から解放された後、意識のないまま窒息死することもあるし、一旦意識を取り戻した後で窒息死することもある。

遷延性窒息死では、窒息死の3徴(諸臓器のうっ血・溢血点・暗赤色流動性血液※急性死の3徴ともいう)は見られない。

遷延性窒息死の死亡例では、給食のパンをのどにつまらせた小学生が5時間後に死亡した例がある。また、川市福栄における英国人女性殺人・死体遺棄事件(リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件)では市橋達也が遷延性窒息死を主張した(死ぬまで絞めていない、不完全な絞殺は殺意がないからという主張。市橋達也は2012年に無期懲役が確定した)。

 

遷延性窒息死、こわいですね。首吊り未遂で助けられて「やっぱり死ななくてよかった」と思い直した矢先に死んじゃうということですものね。首を吊る前に思い止まれなかった自分を呪いながら死んじゃいそうです(/ω\)

 シリーズ1作目はこちらです。


償い (幻冬舎文庫)