実が落ちる前に

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首藤瓜於「脳男」の感想(ネタバレあり)、第46回江戸川乱歩賞受賞作


脳男 (講談社文庫)

連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが……。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。

(文庫本裏)

 

感想(ネタバレあり)

再読です。最初に読んだのは大学生の頃だったかな。映画化よりも前です。

小説のストーリーはこんな感じ。

①爆弾犯のアジトでの逮捕劇~鈴木一郎の裁判、精神鑑定まで

②精神鑑定~鈴木一郎の過去の調査

③病院内に爆弾!

②で明かされた鈴木一郎の過去や特異性と③で大活躍する鈴木一郎のギャップが大きすぎて、同一人物とは思えませんでした。③の鈴木一郎は「無表情で何を考えているのかよくわからないけど、本当は正義のために悪を退治するヒーロー。でも自分の行いが本当に正義なのかどうかわからず悩んでいる」というステレオタイプのヒーローに見えてしまいました。

 

脳男は映画化もされています。私は見たことがないのですが、原作よりも映画の方がおもしろいという感想もけっこうあるみたい。気になりますね。時間があるときに見てみようかな。