実が落ちる前に

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翔田寛「誘拐児」の感想(ネタバレあり)・江戸川乱歩賞受賞作


誘拐児 (講談社文庫)
 

終戦翌年の夏、5歳の男の子が誘拐された。《使い古しの新圓で百萬圓を用意しろ。場所は有樂町カストリ横丁》という脅迫状に従い、屈強な刑事たちが張り込むなか、誘拐犯は子どもを連れて逃げてしまう。そして15年後、とある殺人事件をきっかけに、再びこの誘拐事件が動き出す。第54回江戸川乱歩賞受賞作。

(文庫本裏より)

 

感想(ネタバレあり)

とても読みにくかったです。文章自体は丁寧だし、文章が下手で何を言っているのか分からないということもなく(何度も読み直さなきゃ分からないということもありませんでしたし)、引っかかりなくすらすら読めるのに、なぜか内容が頭に入ってこない。まず、登場人物が多くて覚えられなかったし。まあ、これは、私が人の名前を覚えるのが苦手だからかもしれませんが。刑事なんか、誰が誰で、誰とコンビで、何を調べているチームだったのか、最後まで覚えられませんでした。私、馬鹿なのかも(;´∀`)

 

それにしても、この誘拐犯。これから100万円を奪おうかというのに、新聞1枚を惜しむなんて……大きな仕事をするときに物惜しみなんかしちゃだめですね。あとで自分の首をしめることになる。

 

この小説で一番気になった、というか勉強になったのは、187ページです。

誘拐された子供の場合、特別失踪の扱いとなるはずだから、法律上、死亡とみなされるのは失踪から一年後だ。つまり久我勇一殺害の時効が成立するまでには、まだ一年ある。(一部抜粋)

これは知りませんでしたφ(`д´)メモメモ...

そういえば、時効についてちゃんと調べたことがなかったなあ。殺人なんかは時効がなくなったんだっけ。今度、ちゃんと調べてみよう、と。