実が落ちる前に

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今邑彩の「ルームメイト」の感想とトリックのメモ(ネタバレあり)


ルームメイト (中公文庫)
 

 私は彼女の事を何も知らなかったのか……? 大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが……。

(中公文庫文庫本裏)

 

感想とトリックのメモ(ネタバレあり)

彼女だけじゃなくて、そっちもなのね、という話でした。ただ、伏線が多いので、真相・オチは中盤で分かります。

最後はのモノローグ4はうーん、評価がわかれるだろうなあと思います。その前の作者のあとがきはもっといらない。何であんなの書いちゃったんだろ。めっちゃすべっている(^^;)

この作品が発表されたのは1997年だそうです。約20年前ですね。発表された直後に読めば楽しめたかも。今読むと、多重人格というテーマも、トリックも古いなと思いました。まあ、これは仕方ないですね。作品に罪はありません。

被害者の二重、三重生活が明らかになっていく過程はおもしろいけれど、推理小説としては特におもしろくありません。トリックというかオチは、犯人も多重人格というだけです。