実が落ちる前に

自作小説を公開するブログです。暇なとき、読んでいただけたらうれしいです。小説は作品ごとにカテゴリー分けしています。日記や雑文はその他カテゴリーです。

有栖川有栖「海のある奈良に死す」感想(ネタバレあり)


海のある奈良に死す (角川文庫) [ 有栖川有栖 ]
 

 半年がかりで書き上げた長編が、やっと見本になった! 推理作家・有栖川有栖は、この一瞬を味わうために神田神保町の珀友社にやってきた。会議室に通され見本を心待ちにしていると、同業者の赤星学が大きなバッグを肩に現れた。久しぶりの再会で雑談に花を咲かせた後、赤星は会議室を後にした。「行ってくる。『海のある奈良』へ」と言い残して……。

翌日、福井の古都・小浜で赤星が死体で発見された。赤星と最後に話した関係者として、有栖は友人・火村英夫と共に調査を開始するが——!?

複雑に絡まった糸を、大胆にロジカルに解きほぐす本格推理。

(角川文庫文庫本裏)

 

感想(ネタバレあり)

最初の事件については、トリックは普通、こんなトリックかなと最初に想像した通りのトリックでした。

第二の事件については、「うーん……(T_T)」という感想。

こう言っちゃなんだけど、二つともあまり出来はよくないと思う。

実は「親子でした」の種明かしも、そうである必要性を感じなかったし。「実は息子は親子であることに前から気付いていて、母親のために殺した。それを事件後に母親が知ってショックを受ける」とかなら分かるけど……あれ、こういう小説もあったような……なんだったっけ(。´・ω・)?思い出せない。

「海のある奈良」のオチも「まあ、そうだろうなあ」というオチでした。

私が一番知りたかった社長の不老の秘訣・種明かしがなかったのが残念(´・ω・`)参考にしようと思ったのに。

トリックのしょぼさのわりに、話が長いし、人魚やら小浜の解説が多いのであまり印象がよくない。

 

トリックのメモ

殺人現場が別。殺した後、発見場所に移動。発見場所から遠く離れた場所で殺すことで、死亡推定時刻に発見場所にいなかったというアリバイを作る

サブリミナル効果