実が落ちる前に

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今邑彩「七人の中にいる」の感想とトリックのメモ(ネタバレあり)

 


七人の中にいる改版 (中公文庫) [ 今邑彩 ]
 

クリスマスイブを控え、ペンション「春風」に集った七人の客。そんな折、オーナー・晶子のもとに、二十一年前に起きた医者一家虐殺事件の復讐予告が届く。刻々と迫る殺人者の足音を前に、常連客の知られざる一面があらわになっていき……。復讐を心に秘めているのは誰か。葬ったはずの悪夢から、晶子は家族を守ることができるのか。

(中公文庫文庫本裏)

 

 

感想(ネタバレあり)

パット・マガーの「探偵を捜せ!」と同じ系統です。

主人公自体は特に探偵の素質があるわけではないので、「復讐者は誰か」という推理を楽しむというよりは、復讐される者の恐怖や不安を楽しむ作品だと思います。

 

タイトルの「七人」についてですが、誰と誰で七人なのかが分かりにくいですね。娘は入れないだろうから、夫婦2組(うち1組は不倫カップルだったけど)と小説家とカメラ好きと元刑事で七人ということなのかな。でも、主人公は元刑事のことは全然疑っていないから、元刑事を七人に入れるのは不自然のような……ということは、元刑事をはずして娘を入れて七人?まさか、真犯人も七人に入っている……??

それにしても、「七人の中にいる」ってタイトルをつけておいて、その中に犯人はいない(のだろう)のだから、このタイトル自体、作者のトリックというかミスリードというか(;´Д`)まあ、アンフェアとまでは言わないけどさ。

 

 

 

トリックのメモ

両親と姉違い